オフグリッドお金の話(1) 売電しない訳
おはようございます。休日は家電フル稼働のモギコです。
『独立電源で生活しています。電力会社と契約してません。』
という話をすると、たいてい聞かれるのがお金の話です。
初期投資とランニングコストを換算して、元がとれるのかどうか。
売電するってことは考えなかったのか。その方が得じゃない?
そんな所をよく聞かれます。
今回は、売電について。
もともと独立電源面白そう!がスタートなので
あんまり売電って考えたことなかったのですが、
なんで売電しないのか、まとめようと思います。
東京電力の売電システムは、東京電力が買い取っているという事になっていますが
実は一般の各家庭から「再エネ賦課金」という形で集金したお金が買い取りに回っています。
つまり、エンドユーザーの共食いみたいな状態です。
我が家にお金は入るかもしれませんが、他の誰かのお金を奪うことにつながります。
以前は我が家も支払っていた「再エネ賦課金」ですが、
なんでこんなものを払わなければならないのか、と腑に落ちなかったのです。
でも、言いなりになるしかない。
料金上げるって言われたら言い値で払うしかない。
納得いってなくても払うしかない。という現実でした。
そんなシステムに乗っかるのは、ちょっと違うな~と思ったのも大きな理由です。
また、売電すると、嫌でも電力会社にお金でつながることになります。
『今月はいくらで売れた。わーいわーい!』
『今月は少なかった。残念だ。ガクー』
そんなことに一喜一憂するのがアホくさいと。
お金は大事なんですが、そこで商売をしたいと思わないし
そもそも、そのお金は喜んで支払われたものではないお金なので
そんなお金が増えても、私はちっとも嬉しくないのです。
原発の事故以来、東京電力のやり方には全然納得していないし
あの事故があって以来、今の仕組みは子どもに遺すもんじゃない、と強く思っています。
お金はとても大事です。
だから、何に使うかをしっかり考えたい。一円も無駄にしたくない。
入ってくるお金も同じです。納得して支払われたものしか受け取りたくない。
矛盾してると感じるかもしれませんが
私たち家族が納得したお金を私たちは回していきたいと思っています。
そのふるいの中で「電力会社」はふるい落とされただけの話です。
電力会社に依存せず、自分たちで電気を地産地消する。
多分、それは今のままじゃない未来につながる。
私たちの遺したい未来のカタチに近づくんじゃないか。
だから、そこにはお金を掛けて良いなと、満場一致で決まりました。
売ったり買ったりしなくても、エネルギーはまかなえる。
いつの日か、たとえばお隣さんと分け合って使う、そんな仕組みになればいいな
と思っています。
かくして、独立電源生活に向けて家づくりが始まったのでした。
住まい始めて4ヶ月です。
けっこういい線行ってます。
後は、夏がどうなるか。クーラーどうしよう。
モギコでした。